今回は始めて動画編集する方に新規プロジェクトやシーケンス設定の方法についてご紹介します。
フレームレートや解像度の設定など、動画編集をするまでの一連が分かると思います。
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目次
Premiere Pro新規プロジェクト設定方法
Premiere Proで動画編集する時に、まず一番始めに行うのが新規プロジェクトの作成です。
新規プロジェクトとは、これから動画編集するファイルを作成することです。
このプロジェクトファイルの中で、動画編集のカット編集やテロップ、BGMなどの編集を行います。
新規プロジェクトの設定方法
まず初めに新規プロジェクトを選択します。
- 名称は自分で分かりやすい任意のものをつけてください。
- 動画ファイルを保存するフォルダーを選択します。外付けハードディスクを使っている場合はそちらを選択したほうが、パソコンの動作が軽くなっておすすめです。
- プレビューキャッシュはGPU処理を選んだ方が、ソフトウェア処理より動作が速いので選択できる場合はそちらにしましょう。できない場合はソフトウェアでも問題ありません。
スクラッチディスクでは特に設定することはありませんが、全ての項目が[プロジェクトファイルと同じ]になっているか。
パスが先ほど指定した保存場所になっているかを確認してください。
インジェスにはデフォルトではチェックマークが入っていませんが、こちらは先ほど動画素材などの保存場所を新規ファイルにまとめて保存するようにしている場合はチェックしなくて大丈夫です。
動画素材などをバラバラに管理する場合は、自動でバックアップを取ってくれますが負荷が2倍になるので、できるだけ自分でまとめて管理するようにしましょう。
フレームレートと解像度
シーケンス設定では、フレームレートや解像度の設定を行なっていきます。
シーケンス設定に行く前に、抑えておきたいポイントを紹介します。
フレームレート
動画は静止画の連続からなることはご存知だと思います。
フレームレートとは、その動画1秒間に何枚の静止画にするかを設定します。
フレームレートの違いによって、動画の滑らかさが変わってきます。
例えば、テレビ番組やwebの動画などは、約30フレームレート(1秒間に30枚の静止画が流れる)が一般的なフレームレートになります。
スポーツの動画で、水しぶきやバットでボールを打つ瞬間などのスーパースローモーションの映像は、240フレームレートで撮影されています。
逆にパラパラ漫画のカクカク動く映像は、15フレームレートで編集されます。
どのような用途で動画編集するかで、シーケンス設定は変わってきます。
解像度
解像度とは、映像の細かさのことです。
画面にどのくらいの画素数があるかを言います。
画素数が多いほど、動画がの画質がきれいになります。
フルハイビジョンや4Kといったものを聞いたことがあると思います。
フルハイビジョンは→1920×1080 (16:9)
4k→3840×2160 (16:9)
ちなみに、映画スクリーンの横長な映像は
シネスコ→1920×816 (2.35:1)
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シーケンスの設定方法
上記のことを踏まえて、シーケンス設定を行なっていきましょう。
シーケンスとは、動画編集する上で、動画素材をいれる箱のようなイメージです。
[ファイル]→[新規]→[シーケンス]から設定画面を開きます。
- 編集モード:カスタム
- タイムベース:撮影した時のフレームレートに合わせましょう。
- フレームサイズ:納品する解像度など、任意の数字にする。
- ピクセル縦横比:正方形ピクセル
- 表示形式ノンドロップ
- シーケンス名:任意の名前
まとめ
以上で動画編集をする前の新規プロジェクトとシーケンスの設定は終わりです。
実際に動画編集する際は、フレームレートは撮影時に撮ったフレームレートに合わせたり、解像度も納品する形式に合わせたりと臨機応変に対応していくことが重要です。